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2006年07月24日

青春(その2)

年を重ねるだけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶(くもん)や、狐疑(こぎ)や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、
精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰(せいしん)、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰(きんぎょう)、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く、求めては止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。

投稿者 teitoku : 2006年07月24日 11:15

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