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2006年08月01日
青春(まとめ)
『青春』 原作 サミュエル・ウルマン 邦訳 岡田 義夫
青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心、
こう言う様相を青春と言うのだ。
年を重ねるだけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。
歳月は皮膚のしわを増すが、情熱を失う時に精神はしぼむ。
苦悶(くもん)や、狐疑(こぎ)や、不安、恐怖、失望、こう言うものこそ恰も長年月の如く人を老いさせ、
精気ある魂をも芥に帰せしめてしまう。
年は七十であろうと十六であろうと、その胸中に抱き得るものは何か。
曰く驚異への愛慕心、空にきらめく星辰(せいしん)、その輝きにも似たる事物や思想に対する欽仰(きんぎょう)、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く、求めては止まぬ探究心、人生への歓喜と興味。
人は信念と共に若く 疑惑と共に老ゆる。
人は自信と共に若く 恐怖と共に老ゆる。
希望ある限り若く 失望と共に老い朽ちる。
大地より、神より、人より、美と喜悦、勇気と壮大、そして偉力の霊感を受ける限り、人の若さは失われない。
これらの霊感が絶え、悲歎(ひたん)の白雪が人の心の奥までも蔽いつくし、皮肉の厚氷がこれを固く閉ざすに至れば、この時にこそ人は全く老いて、神の憐れみを乞うる他はなくなる。
皆様如何でしたでしょうか?
これを読んだ時に一番印象に残ったのが
「青春とは人生の或る期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。」
です。
生きるという事は、『心』が全て。と思った次第です。
投稿者 teitoku : 2006年08月01日 09:43